アフターバーン効果は嘘?本当?その真実を解説!

運動後も脂肪が燃え続ける」という、まるで夢のような響きのアフターバーン効果。

ダイエットに励む人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

しかし、最近では「アフターバーン効果は嘘」「効果がない」といった情報も目にするようになりました。一体どちらが本当なのでしょうか?

この記事では、アフターバーン効果の真実について、科学的な根拠を交えながら詳しく解説していきます。

嘘の情報に惑わされず、正しくダイエットに取り組むために、ぜひ最後まで読んでみてください。  

アフターバーン効果って本当にあるの?

結論から言うと、アフターバーン効果は本当にあります。

アフターバーン効果とは、正式には”EPOC(運動後過剰酸素消費量)”と呼ばれ、激しい運動後もしばらくの間、代謝が向上しカロリー消費が続く現象のことです。  

運動中はもちろんのこと、運動後も体が回復のためにエネルギーを消費し続けるため、脂肪燃焼効果が期待できるというわけです。

アフターバーン効果を信じる人が多いのはなぜ?

アフターバーン効果が注目されるようになった背景には、”HIIT(高強度インターバルトレーニング)”の流行があります。

HIITは、短時間の激しい運動と短い休憩を繰り返すトレーニング方法で、高い脂肪燃焼効果が期待できるとされています。  

HIITのような高強度の運動は、アフターバーン効果を高めるのに効果的です。

そのため、「HIIT=アフターバーン効果が高い=脂肪燃焼効果が高い」というイメージが定着し、多くの人がアフターバーン効果を信じるようになったと考えられます。

しかし、一方でアフターバーン効果を嘘だとする意見も存在します。 これには、いくつかの理由が考えられます。  

科学的根拠が不明確
トレーニング後の休息が直接的に筋力向上に繋がると証明された論文や科学的根拠はほとんどありません。  

誤解
アフターバーン効果は、しばしば「超回復」と混同されます。

超回復とは、運動によって損傷した筋繊維が、休息と栄養補給によって回復し、以前よりも強くなるという現象です。

超回復自体は存在しますが、それが直接的に筋力向上に繋がるというわけではありません。
 
効果の実感
アフターバーン効果によるカロリー消費は、運動中に消費するカロリーに比べると微々たるものです。そのため、効果を実感しにくいという点も、嘘だと感じてしまう原因の一つと言えるでしょう。  

運動した後に消費カロリーが増えるのは本当だけど…

アフターバーン効果によって運動後もカロリー消費が増えるのは事実ですが、その効果は過大評価されがちです。  

よく「運動後の何時間もの間、脂肪が燃え続ける!」といった謳い文句を目にしますが、実際にはアフターバーン効果で消費されるカロリーはそれほど多くありません。

また、アフターバーン効果で消費されるエネルギー源は、主に糖質です。 脂肪も燃焼されますが、その割合は糖質に比べて少ないため、脂肪燃焼効果だけを期待するのは現実的ではありません。  

アフターバーン効果でダイエットは難しい

アフターバーン効果は確かに存在しますが、それだけで劇的に痩せることは難しいでしょう。ダイエットの成功には、食事管理と継続的な運動が不可欠です。

嘘の情報に惑わされないようにしよう

インターネット上には、ダイエットに関する情報が溢れています。中には、科学的根拠のない情報や誇張された情報も少なくありません。  

情報に惑わされず、正しい知識を身につけることが大切です。信頼できる情報源から情報を得るように心がけ、疑問があれば専門家に相談するようにしましょう。

効率的にダイエットするにはどうすればいいの?

アフターバーン効果だけに頼らず、バランスの取れた食生活と運動習慣を身につけることが、健康的に痩せるための近道です。

ダイエットを成功させるためには、以下の2点に重点を置くことが重要です。

運動の効果的なやり方

有酸素運動と無酸素運動を組み合わせる
・有酸素運動は脂肪燃焼効果が高く、無酸素運動は基礎代謝を上げる効果があります。

・両方をバランス良く取り入れることで、効率的にダイエットを進めることができます。

例えば、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動に加えて、筋トレなどの無酸素運動を行うようにしましょう。

・有酸素運動の方が運動中のカロリー消費量は高いですが、無酸素運動はアフターバーン効果が大きいため、運動後もカロリーを消費し続けます。

場合によっては、無酸素運動の方がトータルで消費するカロリーが多くなることもあります。

HIITなどの高強度インターバルトレーニングを取り入れる
アフターバーン効果を高め、短時間で効率的にカロリーを消費することができます。

例えば、20秒間の全力疾走と10秒間の休憩を繰り返すインターバルトレーニングは、HIITの代表的な例です。

継続することが大切
どんな運動も、一回行っただけで効果が出るわけではありません。毎日、あるいは週に何回か、継続して行うことが大切です。

食事の大切さ

バランスの取れた食事を心がける
特定の栄養素に偏ることなく、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。

主食、主菜、副菜を揃えた食事を心がけ、様々な食材を食べるようにしましょう。

カロリーコントロール
摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、体重が増加します。自分の基礎代謝量を把握し、適切なカロリー摂取量を心がけましょう。

食事の内容を見直す
加工食品や甘いものを控え、野菜や果物、良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。

まとめ

アフターバーン効果は確かに存在しますが、その効果は過大評価されがちで、主に糖質がエネルギー源として使われます。

イエットを成功させるためには、アフターバーン効果だけに頼らず、食事管理と継続的な運動を心がけることが重要です。  

嘘の情報に惑わされず、正しい知識を身につけて、健康的にダイエットに取り組みましょう。

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